2016年凱旋門賞にダービー馬マカヒキが挑戦することが決まりましたね。今年はロンシャン競馬場改装に伴いシャンティ競馬場で開催されます。
はたしてマカヒキは勝つことが出来るのか?過去の日本馬挑戦の歴史も含めて考えてみたいと思います。
目次
■凱旋門賞に3歳で挑戦することの意味
凱旋門賞は3歳馬が有利だと言われています。というのも斤量差がかなりあるからですね。3歳牡馬56kg、4歳以上牡馬59.5kgで牝馬は-1.5kgとなっています。
実際に過去の凱旋門賞馬も3歳馬が59頭、4歳以上馬が35頭と数字上からも3歳馬有利が出ていますね。
もちろん相手関係にもよると思いますが今回マカヒキが3歳で挑戦するというのはとても有利に働くのではないでしょうか。
■日本ダービー馬の挑戦
2000年に入ってから凱旋門賞に挑戦した日本馬の中で日本ダービー馬はディープインパクト・メイショウサムソン・オルフェーヴル・キズナの4頭います。結果は・・・
2006年ディープインパクト(3着入線後に失格)
2008年メイショウサムソン(10着)
2012年オルフェーヴル(2着)
2013年オルフェーヴル(2着)・キズナ(4着)
こうやって見てみるとさすがダービー馬というだけあって好走している馬が多いことが分かりますよね。
皐月賞は一番速い馬、日本ダービーは一番運が良い馬、菊花賞は一番強い馬が勝つと言われていますが海外のレースで勝負するには運と実力両方必要なのかな。3冠馬が2頭もいますからね。
ただ3歳で凱旋門賞に挑戦したダービー馬はキズナだけなんですよね。今回マカヒキが出走を予定していますが斤量面でも楽しみですよね。
■ルメール騎手に乗り替わることの利点
皐月賞・ダービーでサトノダイヤモンドに騎乗していたルメール騎手が前哨戦のニエル賞から乗り替わることになりましたね。
ルメール騎手といえばフランス出身の騎手で今回凱旋門賞が代替開催されるシャンティ競馬場でも騎乗経験があるんですよね。
またシャンティ競馬場で行われる仏ダービー・仏オークスも勝ったことがあるので同じ芝2,400メートルのG1凱旋門賞の戦い方も熟知しているのではないでしょうか。
川田将雅騎手には申し訳ないですがルメール騎手に乗り替わることはマカヒキにとっても間違いなくプラスですね。
■まだ5戦しかレースを使っていない
マカヒキはまだ5戦しかレースを使っていません。これを有利と見るか不利と見るかですが体力的に消耗していないという点で個人的には有利と見ます。
というのもマカヒキはデビュー以来ダービーまでゆったりとしたローテーションで使われてきました。もちろん皐月賞・ダービーを使われた疲れはあると思うんですが5戦しか走っていないというのが秋に向けてはベストですよ。
■重馬場に対する適正は?
ひとつ気になる点があるとすればマカヒキは良馬場でしか走ったことが無いところですかね。というのも凱旋門賞は重馬場・不良馬場になることが多いからです。
過去の日本馬で2着と好走したことがあるエルコンドルパサー・オルフェーブルは不良馬場で勝ったことがありました。つまり力のいる馬場で勝てる能力が必要になるということです。
今回マカヒキの重馬場適性は未知数ですが前哨戦にニエル賞を使う予定なのでそこで悪い馬場を経験してほしいなと思いますね。
■凱旋門賞の馬券が買える
今年の凱旋門賞からJRAが馬券を発売することを発表しましたね。インターネット限定の発売なんですが単勝、複勝、ワイド、馬連、馬単、3連複、3連単が買えますよ。
海外で発売される馬券ではなくてJRAが日本国内向けに発売するのでマカヒキが人気になること間違いなしですね。
■まとめ
2016凱旋門賞をマカヒキは勝つことが出来るのか?結論としては勝って欲しい!かなり曖昧な感じなんですが今まで散々海外馬に跳ね返されてきましたからね。
ただマカヒキは十分に勝つ可能性を秘めているし今回は馬券を買うこともできるので2016年10月2日を気長に待ちましょう!ちなみにマカヒキという名前はハワイの収穫祭からきています。
追記1
凱旋門賞の前哨戦ニエル賞でマカヒキが見事に差し切り海外重賞を初制覇しましたね。
ルメール騎手によると反応も良かったので本番の凱旋門賞が楽しみということでした。
ただ今回は5頭立てという少頭数だったので不利を受けること無くレースを進められましたが、凱旋門賞で他の馬にマークされタフなレースになった時どうなるか?
それでも不安要素より楽しみの方が大きいのでぜひ頑張って欲しいですね!
追記2
凱旋門賞の枠順が発表されました。マカヒキは14番ゲート、最大のライバルになるであろうイギリスのポストポンドは7番ゲートになりました。
シャンティ競馬場は外枠が不利と言われているんですが・・・はたしてどうなるか?楽しみですね!
追記3
凱旋門賞の結果が出ました。マカヒキは残念ながら14着と惨敗。レース中にかかったのが原因と言われていますね。外枠が影響したのか?それとも他の理由があるのか?
どちらにしろ凱旋門賞の壁は日本馬にとってかなり高いということが改めてわかりましたね。個人的には来年もマカヒキには凱旋門賞にチャレンジして欲しいですね。ん~残念・・・
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