2016年8月22日に関東を直撃した台風9号は大きな被害をもたらしましたね。特に連続して上陸した北海道では川の氾濫など被害は深刻です。
また九州の南方海上で迷走していた台風10号がUターンして関東に接近上陸する恐れが出てきました。ブーメラン台風なんて言われていますが今後の台風10号の進路予想と関東の水不足に関して調べてみました。
■台風10号は関東へUターン?
参照元:http://www.jma.go.jp/
台風10号は南方海上で迷走しながら進路をどちらに取るのか分からない状態が続いていたのですが、上の進路予想図からすると関東へUターンして進んで行きそうですね。
8月25日現在で中心気圧が945hPaまで発達して非常に強い台風になりました。今後も猛烈な台風に発達する可能性があるのでちょっと怖いですね。
もしこのまま関東に接近上陸となると強風や大雨など台風9号以上に大きな被害が出てもおかしくないです。
しかし今年の台風は異常ですよね。一気に3つの台風が発生して関東に接近上陸したり台風10号みたいに西の方へ進んで停滞したり迷走したりと変な動きをしていますからね。
■台風10号で関東の水不足改善は?
前回の台風9号では上陸の前後で利根川水系ダムの平均貯水率は3ポイント程度しか改善しませんでした。
8月24日現在の平均貯水率も61%と水不足解消まではいっていないのが現状ですね。
あれだけ局地的に豪雨が降っているのに何故改善しないの?と思う人もいるかもしれないですが短期間で大雨が降っても一気にダムの貯水率は改善しないんですよね。
やはり長期間雨が降り続いてくれないと意味が無いですね。ただ連続して台風が関東に上陸することになると被害は心配ですがダムの貯水率はもう少し改善するかもしれません。
■台風10号は北海道に向かうのか?
被害の大きさで言うと関東や東北地方より北海道が心配ですね。立て続けに台風が上陸して大雨が降ったことで石狩川が氾濫したりしてますから。
もし台風10号が北上して北海道に上陸するようなことがあればさらに被害が深刻になる可能性もありますね。
でもこれだけ台風が発生して九州にはなんの影響もなく被害が東日本に集中する年は今まで無かったですよね。今後発生する台風はどうなるんでしょうね。
■まとめ
台風10号の被害は心配ですが台風が接近上陸でもしないと関東の水不足が改善していかないのが現状ですね。
今後の進路も心配ですが出来れば台風の被害が少なく利根川水系のダム近辺に大雨が降って水不足が少しでも改善することを願っています。
【追記1】
8月25日現在で利根川水系8ダムの平均貯水率は62%です。ジワジワ回復していますがまだまだですね。
台風10号は29日から30日にかけて猛烈な台風に発達して日本に上陸する可能性が高くなりました。今後の進路には十分注意が必要です。
【追記2】
8月26日現在で利根川水系8ダムの平均貯水率は62%と前日から変わってないですね。
最新の進路予想図によると8月29日には東日本に再接近します。関東に住まわれている方は十分注意して下さいね。
【追記3】
8月29日現在で利根川水系8ダムの平均貯水率は66%と8月26日から4ポイント増えました。水不足回復まではいかないですが70%が見えてきましたね。
それにしても台風10号が心配です。このまま行くと東北地方に上陸しそうなので雨と風に注意して下さい。
【追記4】
8月30日現在で利根川水系8ダムの平均貯水率は68%と確実に上昇していますね。
ただ心配なのは台風10号です。勢力は弱まってきていますが上陸が予想される東北地方や北海道は大雨や強風の被害が出そうなので十分に注意しましょう。
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