お正月にあげるお年玉みたいにお盆にもあげるお盆玉というのが流行りつつあるらしいですね。子供たちからすればお金を貰える機会が増えるので嬉しいでしょうけどね。
ただお盆玉に関して言うと何か裏事情があるような気がしますね。皆さんがどのくらいの金額をあげているのか、相場も調べてみました。
■お盆玉は江戸時代にあった
お盆玉の原点は江戸時代に山形地方で始まったお盆に服や履物をあげる習慣から来ているそうです。昭和に入ったぐらいからお金を渡すようになったそうですよ。
ただお盆玉という言葉自体は2010年に商標登録されたものなので、最近生まれた言葉なんですよね。昔からあった風習なのにお盆玉という言葉に馴染みがなかったのはそういった理由があったんですね。
■お盆玉と郵便局
お盆玉を商標登録した会社がお盆玉袋の発売を始めたのが2010年からなんですが最初は全く売れなかったそうですね。そりゃそうですよね。全国的にはお盆玉という習慣が無いわけですから。
ただその風向きが変わりだしたのが2014年に郵便局でお盆玉袋の取り扱われるようになったからなんですね。全国に郵便局はありますからマスコミに取り上げられることも多くなりお盆玉袋が売れるようになってきたそうですよ。
ここがね何か裏事情を感じるわけですよ。郵便局といえばその地域のお年寄りの方々と繋がりが深いじゃないですか。なので窓口なんかでお盆玉袋をオススメしやすいわけです。
「お盆にお孫さんか帰ってこられるんですか?最近はお盆玉っていうのが流行っているみたいですよ。もしよろしければコチラのお盆玉袋でお小遣いを渡されたらいかがですか?お孫さんも喜ばれますよ^^」
みたいな感じで。孫の笑顔が見たい祖父母としては渡さない手はないわけです。またお盆玉を貰いたいために帰ってきてくれるかもと考えたら喜んで渡すでしょう?
商売としてはとても上手いですよね。少子高齢化の時は孫がいる祖父母相手のビジネスが一番儲かりますからね。郵便局としても年賀状などはがきが売れなくなってきていますから。
裏事情と書くと少し語弊があるかもしれないですが祖父母をターゲットにしたビジネスとしては美味しいですよね。
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■お盆玉の相場
では皆さんがあげているお盆玉の相場はいくらぐらいなんでしょうか?
小学生:3,000円前後
中学生:5,000円前後
高校生:7,000円前後
あくまで目安ですからお孫さんの人数や年齢で決めてもらっていいと思います。お年玉に渡す金額より少なめのところが多いみたいですよ。
■まとめ
お盆玉に関してネットでは賛否両論あるようですね。家族が多くてあげる金額がバカにならないところもあるでしょうから。ただ金銭的に余裕がある祖父母は多いみたいなのでお孫さんとの接点が増えるという意味では喜んでいる人も多いでしょうね。
全国的にどこまで習慣として受け入れられるかは分かりませんが、これからは夏の定番になるかもしれないですよ。
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